社会情報サービス 医師の23%「GE広告が処方に影響」
公開日時 2005/02/28 23:00
市場調査会社の社会情報サービス(SSRI)が3月1日付で公表した医師のマス
メディア接触調査によると、ジェネリック医薬品(GE)の広告について66%が
「見たことがある」と答え、見たことがない医師も含め全体の27%は「好感が
持てる」と感じていることが分かった。さらに、「広告がGEの処方に影響する」
と答えた医師は全体の23%だった。同社は毎年同様の調査を実施しており3回
目。今回は、04年11~12月、首都圏、京阪神の開業医、勤務医約3000人に郵送
で調査票を配布、1113件の有効回答があった。
一方、製薬企業による疾患啓発広告については、48%の医師が「見たことがあ
る」と回答。これら広告に対する印象は「好ましい」(30%)、「やや好まし
い」(29%)で、おおむね好意的。見たことがある広告の疾患領域の上位3位
は、ED(勃起不全)、爪白癬(水虫)、うつ――だった。また、医師がよく見
るテレビ番組は「報道ステーション」などニュース番組。新聞は「朝日」、雑
誌は「週刊文春」といった嗜好も明らかになった。