感染研 インフルエンザ依然衰えず
公開日時 2005/03/13 23:00
国立感染症研究所が3月11日まとめた感染症週報・第8週(2月21~27日)に
よると、第3週ごろから、週ごとに「10」規模で増えてきたインフルエンザ患
者定点あたり報告数は、この週も前週(40.79)から大きく伸び、49.19になっ
た。過去10年で最も高かった98年のピーク値(56.77)に近づいているが、ピ
ークは3週前の第5週。次に高かった95年もピークは第4週で、いずれのシー
ズンもこの時期にはすでにピークを過ぎていた。
一方、前週と比べると、栃木(44.39→44.13)、埼玉(57.75→53.59)、千葉
(56.79→52.66)、東京(43.30→36.03)、神奈川(52.78→50.42)、三重
(54.64→51.18)、佐賀(69.26→65.26)、宮崎(76.45→72.36)、鹿児島
(48.23→46.69)の9都県では減少しており、感染研は、「これまで流行レベ
ルの高かった関東、東海、九州で、地域によってはピークに達したと思われる」
としている。