感染研 インフルエンザ流行「警報」地区ほぼ9割
公開日時 2005/03/15 23:00
国立感染症研究所・感染症情報センターが3月15日まとめたインフルエンザレ
ベルマップ第9週(2月28日~3月6日)によると、全国の保健所584ヵ所の
うち、定点当たり患者報告数が「30.0」に達するなどで流行警報を発令したの
は、全体の87.5%の511ヵ所(前週457ヵ所)に増加した。「10.0」を超えて流
行注意報を発令した63ヵ所(前週115ヵ所)と合わせると98.3%の574ヵ所に上
り、警報、注意報のいずれも発令していないのは、わずか10ヵ所のみという状
況になった。
一方、これとは別に厚生労働省が全国の学校などの欠席者状況を調べている
「インフルエンザ様疾患発生報告」によると、ほぼ同時期の2月27日から3月
5日の期間には前の週と比べ、休校や学級閉鎖措置を取った施設はやや減少し
たが、今回発表のレベルマップを見た限りでは、流行は衰えていないようだ。