感染研 インフルエンザ流行「警報」なお9割
公開日時 2005/03/22 23:00
国立感染症研究所・感染症情報センターが3月22日まとめたインフルエンザレ
ベルマップ第10週(3月7~13日)によると、全国の保健所584ヵ所のうち、8
9.2%に当たる521ヵ所が、インフルエンザの定点当たり患者報告数が「30.0」
に達するなどで流行警報を発令した。前週(511ヵ所)からさらに増加した。
例年、この時期には流行は下火になるが、今シーズンは依然として予断を許さ
ない状況が続いている。
分離報告されているインフルエンザウイルスは、AH1型113件、AH3型920件、B
型1676件で、B型が全分離報告数の約62%を占める。感染研によると、B型の分
離が多いシーズンは流行が長引きがちという。