感染研 インフルエンザ、レベルマップも連続減
公開日時 2005/04/05 23:00
国立感染症研究所・感染症情報センターが4月5日にまとめたインフルエンザ
流行レベルマップ第12週(3月21~27日)によると、全国の保健所584ヵ所の
うち、インフルエンザの定点当たり患者報告数が「30.0」に達するなどで流行
警報を発令したのは402ヵ所で、前々週の521ヵ所から、前週507ヵ所と2週連
続で減少した。「10.0」に達して流行注意報を発令したのも8ヵ所(前週26ヵ
所)に減った。
感染研が全国データを集計している週報では、全国の定点当たり患者数はピー
クが第9週(50.00)で、10週(44.04)、11週(30.64)と低下を続けており、
レベルマップも1週遅れで減少傾向を示している。ただ、いまだ警報発令地域
は全47都道府県にまたがっていることや、前年同期にはすでに警報地域が3ヵ
所、注意報地域が4ヵ所まで減少していたことと比べると、今シーズンは流行
が遅かったことが改めて裏付けられた。