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HS財団調査 がん医療は予防、化学療法、緩和医療に不満多い

公開日時 2005/04/06 23:00

ヒューマンサイエンス振興財団は4月6日、将来動向調査報告書「がん、感染
症の免疫療法の将来動向」をまとめた。学会や企業など432件にアンケートを
送付し、がんは112件、感染症は102件の回答があった。期間は昨年11月~今年
1月。

それによると、がん医療の実施状況の満足度に関して不満が多かったのは予防
(58)、化学療法(54)、緩和医療(54)、抗体療法(50)となった。がん免
疫療法の中で、抗体療法が唯一有効性が確立された治療法と捉えられているが、
がん特異的かつ適切な抗原の選択による有効性・安全性の優れた抗体の創出が
期待されている。

がんワクチン療法については保険適用され、広く普及するには10年以上かかる
と判断されている。また、細胞療法については、ほとんどの専門家が有効性の
向上(明確なエビデンス)が普及させるための課題と見ている。がん医療の制
度的・社会的課題は、専門医の質・量の充実(78)、欧米並みの臨床試験環境
整備(69)、生活習慣の改善(64)、混合診療の容認(64)、海外で既に承認
されている治療薬の早期国内承認(63)などが多い。

感染症の免疫療法では、実績のあるワクチン療法に対する期待が大きく、イン
フルエンザウイルス、HIV、SARS、結核菌、HCVの研究開発が必要との意見が多
かった。HIV感染症およびウイルス性肝炎では、最優先課題の予防ワクチンに
加え、治療ワクチンも期待されている。

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