久光 日本新薬とがん性疼痛緩和テープ剤を共同開発
公開日時 2005/04/07 23:00
久光製薬は4月7日、日本新薬とがん性疼痛緩和テープ剤「HFT-290」(クエ
ン酸フェンタニル)について国内共同開発契約を締結したと発表した。両社で
国内販売権を保有する。
03年2月にフェーズ1が終了した段階で、医薬品機構から3日に1枚タイプの
既存品があるため、久光が開発中の1日1枚タイプが発売されると医療現場で
混乱する可能性が指摘され、既存品に対して有意差を出すよう求められた。久
光は当初日本化薬と共同開発していたが、これを要因に03年10月に共同開発契
約の解消を発表し、久光単独で開発を続けていた。フェーズ2が終了し、フェ
ーズ3から日本新薬と共同開発することになった。
日本新薬は非麻薬性の経口鎮痛剤塩酸トラマドールを開発した実績がある。ト
ラマドールに関しては承認取得後ヤンセンファーマとそれぞれの製品名で販売
することになっている。