アルフレッサ 粗利率維持し純益1%へ
公開日時 2005/04/12 23:00
アルフレッサホールディングス(HD)は4月12日、05年度から3ヵ年の新中期
経営計画について記者会見し、卸部門の粗利率を低下させずに販管費圧縮で利
益を確保するなど、その具体的な内容を明らかにした。07年度に2兆円を見込
むグループ売上高は、うち約6000億円を他企業からの参画で予定。人員は正社
員換算で644人削減するが、MS数は維持する方針。
卸部門の粗利率は05年3月期の7.74%(見込み)から7.64→7.92→7.82とほぼ
横ばいを想定、一方で販管費率は同7.36%から6.89→6.71→6.38と圧縮させる。
その結果、営業利益率は0.55%から1.44%に拡大し、当期利益1%を確保した
いという。福神邦雄アルフレッサHD会長は、粗利率の確保について「これまで
販売合戦によるマージンの低下があった。今はその是正のチャンスでもあり、
次回薬価改定以降は適正価格で販売していきたい」と述べた。