中医協・分科会 DPC下の後発品「血液、免疫臓器」高水準
公開日時 2005/04/12 23:00
中医協の診療報酬専門組織・DPC評価分科会は4月12日、DPC導入の影響評価を
調べるため04年度行った計9の調査について、前回(3月23日)に引き続き中
間報告を公表した。DPC病院についてMDC(主要診断群)ごとに内服薬の採用が
どのように変化したかみたところ、後発品への切り替えはMDC13(血液・造血
器・免疫臓器の疾患)が16.8%で、MDC2(眼科系疾患)が6.2%など、診断群
で格差のあることが明らかになった。「変化なし」と答えたのはMDC10(内分
泌・栄養・代謝に関する疾患)が51.7%で最も多く、最も少ないMDC12(女性
生殖器系疾患及び産褥期疾患・異常妊娠分娩)は37.1%だった。
また、抗がん剤など高額な薬剤の使用は、DPC病院では入院、外来で大きな差
はなく、当初懸念された、包括評価制度のため高額薬剤を使用しない、あるい
は外来への患者追い出しは、薬剤使用状況からは見られないことも分かった。