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メディセオHD 統合で2兆円超の「業態卸」へ

公開日時 2005/04/18 23:00

メディセオホールディングス(熊倉貞武社長)と、化粧品・日用雑貨品卸売業
第2位のパルタック(三木田國夫社長)は4月18日午前、株式交換基本合意を
締結したと発表した。ことし10月1日付で、メディセオHDはパルタックを完全
子会社化する。両社の売上高はそれぞれ1兆6580億円(05年3月期予想)、40
00億円(05年9月期予想)で、統合により、国内初の「2兆円超」中間流通業
が誕生する。新商号は、「メディセオ・パルタックホールディングス」とする。

同日午後、記者会見した熊倉社長は、「単なる品揃えや売上の拡大のための統
合ではない。ノウハウの融合で、理想的な卸が生まれる」と述べ、(1)パル
タックの持つ物流ネットワークの活用(2)現行6兆円の医薬品市場を13兆円
の「健康市場」に拡大――をメリットに挙げた。また、従来の「業種卸」から、
顧客である小売業の業態に合わせた「業態卸」への転換を目指すとした。

メディセオHDは売上の34.4%が調剤薬局向けで、医薬分業の進展によりこの割
合は年々高まっているという。パルタックは、売上の40.6%がドラッグストア
向け。現行の1商品当たりの出庫コストはメディセオHDが98円で、パルタック
(17円)の5.8倍。熊倉社長は、統合によるコスト削減に期待を寄せている。

医薬品卸と雑貨卸の統合について報道陣が、「他社の追随があると考えるか」
とただしたのに対し、熊倉社長は「われわれが成功するかどうか見極められる
だろうが、得意先の業態が変化しているのは事実だし、今後、さらに新しい業
態が生まれてくる可能性もある。いろいろな業態の変化に合わせた流通業を作
っていく思いがあればうまく対応できるだろうし、追随してくるところも出て
くるだろう」と答えた。

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