米リリー 純利益が84%、米国でジプレキサが17%減
公開日時 2005/04/19 23:00
米イーライリリーが4月18日発表した05年1―3月期決算によると、売上高は
前年同期比4%増の34億9700万ドル、純利益は84%増の7億3700万ドル。
最主力品のジプレキサ(統合失調症)は5%減の10億3800万ドルにとどまった。
特に米国で大塚製薬のアビリファイなど競合品の影響を受け、17%減の5億17
00万ドルと大幅減。米国以外では9%増の5億2100万ドルだったが、為替の影
響を除くと4%増。なお、同社はジプレキサの特許をめぐって4月14日に米国
連邦地裁で勝訴し、2011年まで存続する特許の有効性が支持されたことを発表
している。
糖尿病用製品は6%増の7億2500万ドル、ジェムザール(悪性腫瘍)は9%増
の3億500万ドル、エビスタ(骨粗鬆症)は7%増の2億4900万ドルと伸びた。
一方、03年1月に米国で発売したストラテラ(注意欠陥・多動性障害)は15%
減の1億2000万ドルだった。