米ファイザー 米市場で特許切れ品とCOX-2阻害剤が激減
公開日時 2005/04/20 23:00
米ファイザーが4月19日発表した05年1―3月期決算によると、売上高は前年
同期比5%増の130億9100万ドル、純利益は87%減の3億100万ドル。リピトー
ル(高脂血症)とジスロマックス(抗生物質)が好調だったものの、米国で特
許が切れたニューロンチン(てんかん)、ジフルカン(真菌)、アキュプリル
(ACE)や副作用問題に揺れたCOX-2阻害剤のセレブレックスとベクストラは
厳しかった。
リピトールは23%増の30億7500万ドル。ジスロマックスは71%増の7億9700万
ドルと大きく伸びたが、05年中に後発品の参入が見込まれている。セレブレッ
クスは47%減の4億1100万ドル(米国では53%減の2億6500万ドル)、ベクス
トラは79%減の5600万ドル(93%減の1800万ドル)。
ニューロンチンは74%減の1億8200万ドル(90%減の5600万ドル)、ジフルカ
ンは55%減の1億3800万ドル(97%減の600万ドル)、アキュプリルは47%減
の1億ドル(77%減の2900万ドル)。
【トップ5、単位:億ドル(伸び率%)】
リピトール 30.75(23)
ノルバスク 11.75(3)
ゾロフト 8.45(4)
ジスロマックス 7.97(71)
バイアグラ 4.38(5)