国民健康・栄養調査 受動喫煙で血中ニコチン濃度上昇
公開日時 2005/04/21 23:00
たばこを吸わなくても、家庭や会社で受動喫煙する機会が多い人ほど血中ニコ
チン濃度が高いことなどが4月21日、厚生労働省が発表した「平成15年国民健
康・栄養調査結果」で明らかになった。男性の肥満傾向が高まっていることも
分かった。
調査は「たばこ」「肥満・運動習慣」「栄養素等摂取、食品群別摂取」の3部
構成。たばこに関しては、「ほぼ毎日」受動喫煙する人の血中ニコチン濃度は
7.8ng/mlで、「全くない」(2.5 ng/ml)、「時々あった」(3.5 ng/ml)に比
べ、極めて高かった。また、肥満・運動習慣では、20歳代の女性の23%が低体
重(やせ)、40歳代の男性の34%が肥満だった。