厚労省・検討会 2010年リウマチ重症化防止策確立へ
公開日時 2005/05/17 23:00
厚生労働省の「リウマチ対策検討会」(座長・越智隆弘国立病院機構相模原病
院長)は5月17日、2回目の会合を開き、前回の初会合で出た主な論点に対し、
厚労省が対応案を示した。このうち、リウマチ対策の基本的方向性について、
(1)まず、2010年を目標に重症化防止策を確立する(2)その後、予防及び
根治的治療法の確立を目指す――とした。
また、今後重点化すべき研究分野として、「関節リウマチ重症化防止のための
治療プログラムの確立」を最優先目標に掲げ、具体的に、早期診断法、薬物治
療法(免疫制御、骨破壊制御、軟骨破壊制御)、機能再建法――の確立を例示
した。医薬品の開発促進については、「市販後医薬品の効能等評価を効果的に
活用するよう、企業と連携し研究を推進する」とした。