感染研・情報センター GWでインフルエンザ報告少なめ
公開日時 2005/05/17 23:00
国立感染症研究所・感染症情報センターが5月16日付でまとめたインフルエン
ザ流行レベルマップ・第18週(5月2~8日)によると、流行警報を発令して
いるのは、全国の保健所584ヵ所のうち、4県(岩手、秋田、島根、広島)の
4ヵ所(前週19ヵ所)、注意報の発令は1県(沖縄)の1ヵ所(前週13ヵ所)
で、数字上は著しく減少した。しかし、ゴールデンウイークでインフルエンザ
の報告を行う医療機関の開院日数が少なかったことが影響しているものとも考
えられ、感染研は「流行の動向には引き続き注意が必要」としている。
また、この週までに分離が報告されたインフルエンザウイルスは、AH1型176件、
AH3型2082件、B型3141件でB型が全体の約58%を占めるが、第12週以降はAH3型
の報告数がB型を上回っている。