感染研・週報 「プール熱」じわり増加
公開日時 2005/07/03 23:00
国立感染症研究所が7月1日まとめた感染症週報・第24週(6月13~19日)に
よると、小児のウイルス性感染症である咽頭結膜熱が増加している。定点当た
り報告数は0.57で、18週(0.22)以降、増加傾向。前週(第23週)は0.53だっ
た。04年にも流行しており、同じ第24週の報告数は0.61、第29週に1.21の最高
値を記録。厚生労働省が、一般向けに注意を呼びかけた経緯がある。
発熱やのどの痛み、目の炎症や結膜炎などが主な症状で、プールを介して流行
することが多いためプール熱とも呼ばれる。通常、6月ごろから徐々に増加し
はじめ、7~8月にピークとなる。05年・第24週は、都道府県別では石川(1.
90)、福岡(1.48)、福井(1.32)などでの報告が目立つ。