健保連・福岡会長 次期診療報酬改定は「マイナス改定続けるべき」
公開日時 2005/09/08 23:00
健康保険組合連合会の福岡道生会長は9月8日、今年7月の就任後初となる定
例記者会見で、06年度の診療報酬改定について「マイナス改定を続けてほしい」
と、診療側を含めた“三方一両損”で増大する医療費を抑止すべきとの考えを
示した。
さらに「全体的に網掛けして、個別具体的な対策が必要」と述べ、マクロ・ミ
クロ両面から医療費抑止策の重要性を強調した。健保連は今年度中に具体案を
まとめる方針だ。
焦点となっている新しい高齢者医療制度の対象年齢は「年金や介護制度との整
合性から65歳以上が国民の合意を得やすい。男性平均寿命が78歳という面を見
ても、(75歳以上を対象とする案は)実効が上がるか疑問だ」との見解を示し
た。