メデ・パルHD熊倉社長 医療機関の値引き攻勢対抗で新施策
公開日時 2005/11/14 23:00
メディセオ・パルタックホールディングスの熊倉貞武社長は11月14日の06年3
月期中間決算説明会で、来年4月の医療制度改革と薬価改定で経営が苦しくな
る医療機関が値引き攻勢を強めることが予想されるため、新たな「自社基準加
重値」を定める考えを示した。医療機関に適正な価格提案を行い、営業利益を
確保する。新自社基準加重値の狙いは、MSによる価格交渉の根拠を明確にし、
不適正な商慣行とされる未妥結・仮納入の撲滅にあるとしている。
薬価改定率については「納入価格をベースに推定するとマイナス6%ぐらいが
目安」との見解を示した。