三共 メバロチンの「MEGA Study」、冠動脈疾患を有意に抑制
公開日時 2005/11/17 23:00
三共は11月17日、メバロチンの大規模臨床試験「MEGA Study」で、心筋梗塞を
はじめとする冠動脈疾患(CHD)の発症を33%有意に抑制(心筋梗塞発症を48%
有意に抑制)したことがわかったと発表した。CHDに脳梗塞を加えた動脈硬化
性疾患を30%有意に抑制した。総死亡率を抑制する傾向も示された。アメリカ
心臓協会で報告された。
冠動脈疾患の既往のない軽度~中等度の高脂血症患者約8000人を対象に、心血
管系疾患の一時予防効果を平均5年以上観察した日本初の大規模無作為化比較
試験。食事療法単独群(3966人)と食事療法+メバロチン併用群(3866人)を
比較した。