三菱ケミカルホールディングスの中山清常務執行役員（ヘルスケア戦略担当）
は１月18日の会見で、「医薬と診断の融合に着実に手を打っていくことが重要
であり、医薬事業の重要な競争要件になっていく」との認識を示した。

10月にヘルスケア分野グループ３社（三菱化学ビーシーエル、三菱化学ヤトロ
ン、三菱化学安全科学研究所）の統合を予定。「３社の技術を融合させること
でテーラーメイド医療や早期診断などの事業の成長にドライブが出てくる」と
統合で期待される効果を強調した。また、診断マーカーなどの開発を通じて新
規事業にも進出する方針を示した。