ファイザー日本法人 抗がん剤、中枢神経系領域を強化へ
公開日時 2006/03/01 23:00
ファイザー日本法人の岩崎博充社長は3月1日の会見で、国内市場で抗がん剤
や中枢神経系領域といった新たな疾患領域の開発・販売を強化していく考えを
明らかにした。中枢神経系では今年7月を目途にジェイゾロフトを新発売する
ほか、抗がん剤領域では国内でスーテントのフェーズ2/3試験を進行中だ。
スーテントは、消化管間質腫瘍、腎細胞がん、胃がんの適応取得を目指す。常
務取締役臨床開発担当のサロモン・アズレイ氏は、抗がん剤の開発方針につい
て「特定のがん領域にこだわらず、ひとつの化合物で多くの適応が取得できる
化合物の開発を目指したい」と語った。