日本リウマチ学会 アダリムマブ、単独長期継続投与の成果を報告
公開日時 2006/04/26 23:00
日本リウマチ学会総会・学術集会(長崎市)では、レミケード、エンブレルに
続くTNFα阻害薬のアダリムマブ(海外販売名:ヒューミラ)に関して、長崎
大学で実施された6例への単独長期継続投与の試験結果が報告された。
同大学大学院医歯薬学総合研究科(第一内科)の川上純氏によると、6例中、
2例は効果不十分で治験を中止したものの、4例で臨床的寛解を認めた。この
4例のうち、1例はその後非ホジキンリンパ腫を発症したため、治験を中止。
残り3例に対し治療を継続しているという。
副作用は鼻水や注射部位反応などで、いずれも重篤な副作用は確認されなかっ
た。骨・関節破壊の抑制効果については「今後の市販後試験でのデータを確認
していきたい」と話した。
エーザイが昨年アダリムマブを申請しており、2ブランド(エーザイ:ラヒー
ラ、アボット:ヒュミラ)・2チャネル・2プロモーションを予定。