厚労省・05年調査 出生率がまた低下 前年下回る「1.25」
公開日時 2006/06/01 23:00
1人の女性が生涯に生む子供の数に近似する指標である合計特殊出生率が05年
に1.25となり、前年の1.29を下回ったことが、厚生労働省が6月1日に発表し
た05年人口動態統計月報年計でわかった。出生数は106万3000人で、対前年比
4万8000人減った。少子化が深刻なスピードで進行している。
一方、死亡数は5万5000人増の108万4000人。3年連続で100万人を突破した。
高齢者の増加に加え、インフルエンザの流行が影響して1947年に次いで多かっ
た。死亡原因をみると、がんによる死亡者は32万6000人で過去最高。自殺によ
る死亡者は3万1000人に達し、3年連続で3万人を超えた。