日本アルコン 眼内レンズの新製品発売
公開日時 2006/06/04 23:00
日本アルコンは6月2日、白内障で白濁した水晶体(レンズ)の代わりに眼内
に挿入される眼内レンズ「アルコン アクリソフ ナチュラル シングルピース」
を発売したと発表した。網膜を損傷する危険性のある短波長光をブロックして、
ヒトの水晶体と同じレベルのフィルター機能を有するのが特徴。売上目標は非
公表。
国内での白内障の手術件数は年間90万件で、白内障の眼内レンズの市場は98万
件(05年度の出荷ベース)。同社は94年からアクリフシリーズを国内で発売し
ており、同シリーズでは10番目の製品となる。これまで白内障手術後に挿入さ
れるレンズの多くは、紫外線のみを吸収するものが主流だったが、同製品には
短波長波を吸収する黄色色素が共重合されている。