厚労省 過活動膀胱薬の臨床評価ガイドラインを公表
公開日時 2006/06/28 23:00
厚生労働省審査管理課は6月28日、過活動膀胱治療薬の臨床評価方法に関する
ガイドラインを公表した。症状の評価方法は排尿や尿失禁の回数を適切な観察
項目にあげたほか、患者自身が1日の排尿回数を記録する「排尿日誌」に基づ
いて病状を観察する重要性を明記した。
一方、主要な症状である尿意切迫感は医師の問診などで総合的に症状を評価で
きるとしたものの、排尿や尿失禁の回数以外は評価項目として現時点では妥当
性を確認できる観察方法がないと結論づけた。このガイドラインは同省から委
託を受けた日本泌尿器学会が策定した。