大洋薬品・4―6月期 売上高2割増、後発品使用促進策が追い風
公開日時 2006/07/17 23:00
大洋薬品工業が7月14日に発表した06年度第1四半期業績(4~6月)は、売
上高が前年同期比20.9%増の79億2500万円に伸張した。今年4月の処方せん様
式の変更をはじめ、政府の後発品使用促進策が医薬品直販部門で追い風となっ
た。特に調剤薬局部門の売上が伸び、9億600万円の増収。後発品の品揃えが
豊富な点を生かした。
営業利益は1.5%減の14億4900万円、経常利益は0.5%増の13億5100万円。生産
コストの増加や後発品の啓発広告を展開し、経費全体で8億4000万円増えた。
通期の見通しは、売上高が前期比16%増の338億円に拡大する一方、啓発広告
や生産設備に対して継続的に投資する予定で、経常利益は6%増の68億円とな
る見込みだ。