05年社会医療診療行為別調査 薬剤比率は22.1%、0.5ポイント増
公開日時 2006/09/21 23:00
厚生労働省が9月21日に発表した「05年社会医療診療行為別調査」によると、
医科総点数に占める薬剤料の割合は全体で前年比0.5ポイント増の22.1%に達
した。内訳は投薬13.9%、注射5.9%、その他2.4%。入院の薬剤比率は1ポイ
ント増の12.3%、入院外は0.3ポイント増の33.5%に伸びた。昨年初めて5割
を超えた院外処方率は1.1ポイント増の52.8%(病院61.1%、診療所49.5%)
に伸びた。
入院外の薬剤点数に占める後発品の割合は全体で0.2ポイント増の8.0%に伸び
た。内訳をみると、一般医療が0.1ポイント増の7.7%、老人医療が0.4ポイン
ト増の8.5%。一方、総件数に占める後発品の記載があったレセプトの割合は1.
8ポイント減の46%に低下。一般医療が1.6ポイント減の43.1%、老人医療が1.
7ポイント減の53.6%となった。
薬局調剤の1件当たり点数は前年に比べ2.7%増の961.8点、受付1回当たり点
数は3.5%増の672.2点に増えた。また、1件当たり受付回数は0.01回減の1.43
回で、長期投与制限を撤廃した02年以降減少傾向が続いている。