日医工 ニプロと広範な協業に基本合意、後発品を共同販売へ
公開日時 2006/09/21 23:00
日医工は9月21日、ニプロと研究・開発、生産から営業にわたる広範な協業の
実施に関する基本合意書を締結し、医療用医薬品分野で協業を開始すると発表
した。主な合意内容は▽販売額の増加が期待できる製品の共同販売▽合意した
製品の共同研究・開発(抗がん剤及び抗生物質などの各種キット製剤、OD錠な
どの特殊製剤、各種DDS製剤)▽製造の委受託―など。共同販売品目について
は「後発品を主体に新薬を含め幅広く検討していく」(ニプロ)としている。
ニプロの医薬品部門は、本体(MR数270人)と子会社のニプロファーマ(140人)
、ニプロジェネファ(9人)が製造販売を、東北ニプロ製薬が製造を行ってい
る。05年度の売上高(後発品を含む取り扱い品目数)はニプロファーマが235
億円(400品目)、ニプロジェネファが17億円(74品目)。一方、日医工(MR
数250人、マンスリーミクス6月号より)の06年11月期の売上予想は295億円。