協和発酵 抗体医薬の開発加速へ「バイオワ・モデル」構築
公開日時 2006/10/31 23:00
協和発酵の松田譲社長は10月31日の06年度中間決算会見で、10月30日に米国で
フェーズ1入りしたヒト化抗IL-5Rα抗体「BIW-8405」(喘息)について「開
発スピード、コスト面で米バイオベンチャー並にできないか挑戦し、最も効率
的なモデルを構築した」と述べ、これに続く前臨床段階の抗体医薬BIW-8556、
8962、8137、7034(いずれも適応はがん領域)の開発加速に自信を示した。
独自の強活性抗体作成技術ポテリジェントをベースに米国に設立したバイオワ
社の成果。バイオワ自社開発の抗体以外に、ポテリジェント技術を導出した抗
体(ジェネンテックなど6社、計24抗体)も今年度から毎年2~3品目臨床入
りする予定という。