カネボウ薬品 新ブランド「漢方セラピー」を発売
公開日時 2006/10/03 23:00
カネボウ薬品は10月13日から、漢方薬シリーズで42品目をラインナップした新
ブランド「漢方セラピー」を全国のドラッグストアで新発売する。初年度(07
年度)30億円、08年度に50億円を目指す。3日に都内で開かれた会見で、カネ
ボウ・トリニティ・ホールディングスの小森哲郎社長は「新シリーズの市場投
入により、漢方薬(OTC)市場300億円のうち、現在の3割強のシェアから4割
獲得を目指す」と語った。
小森社長は新製品投入の狙いについて「徹底的な消費者調査を行った結果、十
分な成長を果たしきれていないという漢方への声を知った」とし、「分かりや
すい商品パッケージや求めやすい価格、漢方薬ならではの対応により、潜在需
要を掘り起こしていきたい」と力説した。
新ブランドは「冷え性」「ストレスによる不眠」「むくみ」「尿の悩み」など、
消費者が悩みを抱えたまま、対処していない様々な症例に対応。価格帯は950
円~2000円程。全国1万5000軒のドラッグストアのうち約4000店で販売する計
画で、「12月中に3000店を目標にする」方針だ。