シンガポール/韓国 多国籍共同臨床試験が急増
公開日時 2006/10/15 23:00
シンガポールや韓国の医薬品規制当局者は10月12~13日のAPECシンポジウムで、
多国籍共同臨床試験の実施件数が急増しており、さらなる効率化に向けて体制
整備を進めていると発表した。
シンガポールではフェーズ1、2が増加傾向。国によるバイオメディカルサイ
エンスのイニシアチブのもと、フェーズ1専門施設が設置され、環境整備が進
んでいることなどが背景にある。ファイザーやイーライリリーといった米大手
は大学や総合病院内に臨床開発施設を開設した。
韓国では、多国籍共同臨床試験数が02年の17件から05年に95件まで拡大。国に
よる治験認定施設が増加しているほか、臨床試験センターの新設も進み、04~
06年までに9地域に設置、08年までに15地域まで増やす予定。