医薬産業政策研究所 05年に日米の承認審査期間の差が拡大
公開日時 2006/12/07 23:00
05年に日米の承認審査期間の差が広がったことが製薬協の医薬産業政策研究所
の調査でわかった。05年の全承認品目(日本:部会審議および報告品目、米国:
FDA全承認品目)の審査期間(申請から承認日まで、数字は中央値)は、日本
の22.7ヵ月に対し米国は10.2ヵ月と1年以上の差があった。04年の差は4.4ヵ
月(日本17.4ヵ月、米国13.0ヵ月)だった。
また、05年に日本で承認された部会審議品目について、通常審査と優先審査に
分けて、審査側持ち時間(全審査時間から申請側持ち時間を差し引いて算出)
を調べたところ、通常審査品目は17.0ヵ月(04年13.6ヵ月)、優先審査品目は
8.5ヵ月(4.7ヵ月)と長くなっていた。
政策研では、米国との差を縮小するために、審査官の増員など処理能力向上、
申請企業が作成する資料の質向上を提言した。