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中外製薬・日高上席執行役員 営業・メディカル・安全性3本部連携の行動指針 MRは「MPP」で価値提供

公開日時 2025/12/12 04:52
中外製薬の日高伸二上席執行役員は12月11日開催のメディアとの役員懇談会で、営業(MR)、メディカル、安全性の3本部連携による行動指針「Chugai Value Delivery Principles」を策定したと報告した。患者中心の医療実現を目指すもので、①実臨床に寄り添ったエビデンスの創出、②一人ひとりの価値に基づくソリューション提供、③患者や関係者の視点に立ったエコシステムづくりーの3本柱で構成される。また、MRには医療のパートナーとして専門性の高い価値提供を実現する育成プログラム「MPP」を導入し、すでに80人のMRが合格したことを明らかにした。日高上席執行役員は、「まだ合格率は4割弱」と明かしながらも、「ゆくゆくは中外製薬のMRはこれで満たされるような形を作っていきたい」と意欲を示した。

◎メディカルアフェアーズ内にある非臨床研究の強みを活かしてエビデンス創出

新たに策定した「Chugai Value Delivery Principles」の柱の一つである「エビデンス創出」
(Generate Evidence for Patients)は、メディカルアフェアーズ内に非臨床研究部門を持つ強みを活かし、臨床研究と非臨床を連動した独自のエビデンスを創出するというもの。日高上席執行役員は、「臨床研究をやるとなると時間と費用がかかる。まずは非臨床から実臨床に寄り添ったエビデンスを出すことで先生方に安心感をもってもらうことができる」と強調。今後はQOLや経済的有用性など新たな社会的エビデンスの指標確立や、予見・重症化予防を目的とした安全性データの創出や副作用DBの拡充に努める考えを示した。

◎MR育成プログラム「MPP」 強い信念を持って医師と対等な立場でディスカッション

もう一つの柱である「一人ひとりの価値に基づくソリューション提供」(Focus on One Patient)は、MRと医師の面談を想定し、医師が求める患者ひとり一人の病態や病期に応じた価値提供を実現するというもの。MR育成プログラム「MPP」(Medical Partner for the Patients)を通じて、「豊富な知識をベースに、強い信念を持って医療従事者と対等な立場でディスカッションできるMR」を目指すというもの。日高上席執行役員は、「これにより医療を変えることもできる」と述べ、医療貢献への高い志と意識の醸成に期待を寄せた。

一方で、MPPは、「一定の知識レベルに達した人が、受験資格を持つ」と説明。これまで2回(1回あたり約100人受験)試験を行い、「合格率は約4割いかない」と明かしながらも、「こういうMRが増えて、中外製薬の価値が提供されるとなると医師など医療従事者と患者さんにとって相当プラスになると思う」と述べ、制度への期待を語った。

◎医療連携、チーム医療支援でエコシステムづくり

3つめの柱である「エコシステムづくり」(Optimize Healthcare Ecosystem)について日高上席執行役員は、「医療連携であったり、チーム医療支援であったりエコシステムみたいなところも含めてやっていく」と述べ、同社が注力するがん、希少疾患、眼科等でのチーム医療支援や、血友病などの患者QOLやアクセスの向上を目指す医療連携支援などに取り組む。さらに、KOLや学会、患者会との協働を通じた最適治療の普及なども視野に入れている。

◎鈴木DXユニット長 全社員がAI活用を推進する「CHUGAI AI VISION」を策定

この日の役員懇談会で鈴木貴雄デジタルトランスフォーメーションユニット長は、全社AI活用を推進する「CHUGAI AI VISION」を策定したと明かした。全社基盤となるAIプラットフォームを社内に構築し、バリューチェーン全ての社員がAIを活用した業務プロセスの変革や、それに基づく生産性の向上などを目指すというもの。

鈴木ユニット長は、「例えばある仮設を検証する際に、AIとの“壁打ち”を経て上司に報告するようなカルチャーを醸成したい」と述べるなど、常に“AIをパートナー”として役立てるような組織風土を実現する考えを明らかにした。

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