厚労省 リツキサン、添付文書改訂後も副作用で8人死亡
公開日時 2006/12/21 23:00
抗悪性腫瘍剤リツキサンの投与患者で、04年11月の添付文書改訂後もB型肝炎
再燃の副作用が18例報告され、うち死亡例が8人に達したことが12月21日わか
った。18人のうち9人が劇症肝炎になり、劇症肝炎による死亡は8人中7人だ
った。
これを受け、厚生労働省は企業(製造販売元:全薬工業、発売元:中外製薬)
に対し、添付文書の改訂を指示するとともに、医療関係者に速やかに情報提供
するよう指導した。両社は緊急安全性情報(イエローレター)の次に緊急性が
高いブルーレターを配布した。