明治製菓 CNS領域の営業力強化、専任MR増員へ
公開日時 2007/01/11 23:00
明治製菓は1月11日の新春懇談会で、中枢神経系(CNS)領域の営業力を強化
する方針を明らかにした。CNS専任MRを現在の82人から100人に増員することを
計画しており、それに伴い全MR数を現在の720人から740人に拡充する。
同社ではCNS領域を社会的ストレス等の増大に伴い成長市場として重視し、感
染症に続く第2重点領域と位置づけている。主力品はSSRI「デプロメール」と
抗不安薬「メイラックス」の2製品で、これらの売上は国内薬品事業の売上全
体(約700億円・生物製剤、GE、輸出を除く)の2割強を占める。
最近ではデプロメールの社会不安障害の適応拡大の承認取得に続き、日本オル
ガノンから導入した新規作用機序(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニ
ン作動性=NaSSA)の抗うつ剤「Org3770」を開発中。「CNS領域の売上を国内
薬品事業全体の2割から、今後3割くらいに拡大したい」(松尾正彦取締役常
務執行役員・薬品営業本部長)考え。