塩野義製薬が１月29日発表した06年４―12月期決算によると、９月25日から通
常販売に移行した国内でのスタチン系クレストールの10―12月期の売上は３億
円だった。４―６月は１億円、７―９月は10億円と推移していたが、同社では
「通常販売に移行した９月末の初期配荷の影響であり、実際は３億円以上。処
方も拡大している」と説明。11月６日の中間決算発表時に通期予想を当初の10
億円から40億円に上方修正したが、今回は変更していない。一方、海外では大
幅に伸長しており、４―12月期のロイヤリティ収入は126億円（前年同期54億
円）となった。開発面では、昨年12月にARBイルベサルタンを申請した。通期
業績予想は変更していない。（製品売上は最下段）

●〔連結業績（前年同期比）〕
売上高　　1493億8700万円（1.7％減）
営業利益　212億6400万円（13.5％減）
経常利益　213億2700万円（15.3％減）
純利益　　126億9100万円（39.4％減）