デュノワイエEFPIAJapan会長 ワクチン先進国との格差是正に貢献
公開日時 2007/02/08 23:00
EFPIAJapan(欧州製薬団体連合会)のマーク・デュノワイエ会長(グラクソ・
スミスクライン日本法人社長)は2月8日の記者会見で、日本で使用されてい
るワクチンの技術的な課題や、B型インフルエンザやロタウイルス、肺炎球菌
などのワクチンが入手できない状況を問題視した。
そのうえで、新規ワクチンの早期提供に向けて、医薬品医療機器総合機構(PM
DA)での生物系審査部門の人材・資金の増強や、ワクチンの財源確保のための
議論の開始などを求めた。ワクチン先進国との格差是正に向けて、欧州製薬メ
ーカーが貢献できると強調した。
薬価制度問題に関しては、議論が今春に始まることを見越し、3月中に団体と
しての案をまとめる予定。後発品が収載されるまでの期間は薬価改定をしない
など、イノベーションの価値を尊重するための新たなルールの導入を求めてい
く。