オンコセラピー・サイエンスは３月12日、分子標的がん治療薬の研究で提携し
ている塩野義製薬が研究の継続を決めたと発表した。オンコセラピーが肺がん、
前立腺がん、乳がんの遺伝子発現に関する研究を行い、がんの発生・進行に重
要な役割を持つ遺伝子群を同定。塩野義は２つの遺伝子に関して、機能を阻害
する低分子化合物の創薬研究を引き続き推進する。

オンコセラピーは、塩野義からマイルストーン収入を受領することになり、07
年３月期通期業績予想（連結）を売上高８億200万円（前回７億700万円）、経
常損益13億6000万円の赤字（14億5500万円の赤字）、純損益13億8000万円の赤
字（14億7500万円の赤字）に修正した。