塩野義製薬は05年９月に上市したフィニバックス（カルバペネム系）、同12月
に上市したアベロックス（ニューキノロン系）の２つの抗生物質新製品の06年
度売上予想を下方修正した。また、持続性がん疼痛治療剤オキシコンチンも引
き下げた。

抗生物質新製品の引き下げは、当初想定以上のカルバペネム注射剤およびニュ
ーキノロン内服市場成長の鈍化が要因。また、フィニバックスに関しては重症
感染症患者に対する処方浸透が遅れた。アベロックスは類似薬の副作用および
添付文書の改訂が影響したという。

【06年度売上予想（前回予想）】
フィニバックス　20億円（35億円）
アベロックス　　24億円（30億円）
オキシコンチン　51億円（70億円）