政策研・患者満足度調査 認知症の深刻さ浮き彫りに
公開日時 2007/04/17 23:00
製薬協の政策研ニュースに掲載された患者満足度に関する調査によると、他の
患者会に比べて認知症の患者会の医療や医薬品に対する満足度が低いことがわ
かった。調査は06年2~3月に実施。分析対象となった有効回答者は一般医療
消費者500人、患者会539人(アレルギー123人、リウマチ133人、腎不全141人、
認知症95人、乳がん47人)。
医療や医薬品に関して6項目で満足度を比較したところ、5項目で認知症の患
者会(認知症の人と家族の会)の満足度が最低だった。具体的には▽「受けて
いる医療全般」34.0%(一般50.0%、全患者会52.4%)▽「医師の治療技術」
41.1%(一般46.4%、全患者会58.3%)▽「医療機関の情報開示」12.6%(一
般27.0%、全患者会30.4%)▽「処方された医薬品」35.1%(一般47.8%、全
患者会50.2%)▽「医薬品について提供される情報」35.8%(一般54.6%、全
患者会48.5%)―。「治療時の患者自身の意思尊重」のみ37.9%と、一般の35.
4%を上回った。
医療に対する満足度と医薬品に対する満足度は強い関連性があることが示され
たが、この結果は国内で承認されている認知症治療薬が1種類しかないことが
原因のようだ。