第一三共 07年度オルメテック予想、ミカルディス上回る
公開日時 2007/05/15 23:00
第一三共は5月15日、07年3月期通期決算を発表した。研究開発費増や米第一
三共インクのMR増員などで販管費が増加し、営業利益が前期比11.9%減。また、
特別利益に関係会社株式処分益(非医薬事業のグループ外化に伴う売却益)59
3億円を計上する一方、特別損失に事業統合関連損失(希望退職制度に伴う割
増退職金など)として825億円を計上し、純利益は10.4%減。
特許切れや競合激化によるスタチン系メバロチンの国内売上・輸出の減少分は、
ARBオルメテック/ベニカーの国内外での大幅伸長でカバー。国内オルメテッ
クは65.4%増の422億円、07年度は49.2%増の630億円を見込む。
〔連結業績(前期比)07年度予想〕
売上高 9295億600万円(0.4%増)8370億円
営業利益1363億1300万円(11.9%減)1570億円
経常利益1520億8600万円(4.8%減)1650億円
純利益 785億4900万円(10.4%減)920億円