厚労省 医道審・診療科名標榜部会が初会合
公開日時 2007/05/21 23:00
厚生労働省は5月21日、医道審議会医道分科会診療科名標榜部会(部会長:金
澤一郎・日本学術会議会長)の初会合を開いた。医療機関の標榜診療科名は、
現在37診療科名(歯科を含む)が混在し、わかりにくいとの指摘がある。この
ため、厚労省は「たたき台」で、内科や外科、小児科などの「基本的な領域」
の下に「専門性の高い診療領域」を組み合わせるなどして、患者にわかりやす
い診療科名に改める方針を示した。専門性の高い診療領域に関しては▽体の部
位▽症状、患者の特性▽治療方法―の範囲内であれば原則自由とする方向だ。
厚労省が創設する方針を示している「総合科」については、求められる能力と
して「内科、小児科を中心とし診療科全般にわたって高い診療能力を有してい
る」などとし、国の個別審査によって標榜資格を付与するとしている。