帝人ファーマ 欧米進出へ、在宅医療を先行
公開日時 2007/06/05 23:00
帝人ファーマの大八木成男社長は6月5日会見し、欧米で在宅医療事業を展開
する方針を明らかにした。買収案件を検討中という。国内医療用医薬品市場が
停滞し、薬価制度改革など不透明感も増しているなかで、欧米への進出が不可
欠と判断した。在宅医療を先行させ、将来の医療用医薬品事業での進出に経験
を生かしたい考え。
国内医療用医薬品事業では、骨・関節(骨粗鬆症治療薬ボナロンなど)、呼吸
器(喘息治療薬オルベスコなど)に重点的に資源を投入する。9月にはボナロ
ン週1回製剤の長期処方が解禁となり、飛躍的な処方拡大を予想する。また、
M&Aの機会を追求していく考えを改めて示した。