米ファイザーが７月18日発表した07年４―６月期決算によると、米国市場でス
タチン系リピトールが25％減になったほか、SSRIゾロフトやCa拮抗薬ノルバス
クが後発品の影響を受け、減収減益となった。

売上高は前年同期比６％減の110億8400万ドル、純利益は48％減の12億6700万
ドル。医療用医薬品の売上は全世界で７％減の101億500万ドル、うち米国で22％
減の44億6700万ドル。

リピトールの売上は13％減の27億1900万ドル、うち米国で25％減の13億8400万
ドル。リピトールの07年通期の世界売上は横ばいから５％減の範囲となる見通
し。ノルバスクは45％減の６億4200万ドル、うち米国で97％減の1800万ドル。
新製品の禁煙治療薬チャンティックス、抗がん剤スーテント、神経障害性疼痛
治療薬リリカは好調。

〔４―６月、米国―全世界、百万ドル（前年同期比％）〕
リピトール　1384（-25）2719（-13）
ノルバスク　18（-97）642（-45）
セレブレックス341（-４）478（１）
リリカ　　　218（26）405（49）
キサラタン　123（13）389（11）
ジルテック　385（２）385（２）
バイアグラ　142（-21）382（-３）
デトロール　178（２）269（５）
カンプトサール130（１）241（１）
ザイボックス118（８）202（21）
チャンティックス168（―）200（―）
スーテント　61（85）146（311）
ゾロフト　　33（-95）127（-82）
カデュエット109（49）119（50）
ジスロマックス５（-92）108（-35）