厚労省・医薬品第一部会 キリンファーマのレグパラ錠の承認を了承
公開日時 2007/07/26 23:00
厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会は7月26日、キリンファー
マの維持透析下の二次性副甲状腺機能亢進症治療薬レグパラ錠(一般名:シナ
カルセト塩酸塩)などの承認を了承した。同疾患に対しては活性型ビタミンD3
製剤などが使われているが、レグパラは直接副甲状腺ホルモンに働きかける新
しい薬剤であり、9月末に開催予定の薬事分科会で再び審議する予定。
審議品目の中で新有効成分はレグパラ、バイエル薬品の肝腫瘍の造影剤EOB・
プリモビスト注シリンジ(ガドキセト酸ナトリウム)、持田製薬の子宮内膜症
治療薬ディナゲスト錠(ジエノゲスト)―の3品目。
このほかシェリング・プラウの抗アレルギー薬クラリチンは小児への用量追加・
剤型追加、キッセイ薬品工業の口腔乾燥症状改善薬サラジェンはシェーグレン
症候群の適応拡大。優先審査された東レと科研製薬の肺動脈性肺高血圧症治療
薬ケアロード錠/アイツー錠(ベラプロストナトリウム)は新効能・新剤型・
新用量医薬品。両社のドルナー/プロサイリンの徐放製剤で、投与回数を1日
3~4回から1日2回に減らした。