政府 概算要求基準を了承、自然増を2200億円カット
公開日時 2007/08/12 23:00
政府は8月10日の閣議で、08年度予算の概算要求基準(シーリング)を了承し
た。年金・医療等に係る経費については、自然増7500億円のうち2200億円を削
減し、5300億円に抑えることとした。厚労省では削減する2200億円の内訳につ
いて「薬価改定と後発品使用促進で半分程度。うち後発品で数百億円程度」
(会計課)とみている。政府は12年度までに後発品の数量ベースシェアを30%
に倍増する計画で、経済財政諮問会議の民間議員の試算によると薬剤費ベース
で約5000億円の削減効果がある。