流通改善緊急提言(メーカーと卸売業者の取引における留意事項抜粋)
公開日時 2007/08/28 23:00
【仕切価等の速やかな提示等】メーカーは、卸売業者が早期に正味仕切価を把
握できるよう、割戻し・アローアンスの基準については薬価内示後に、一次仕
切価については薬価告示後にそれぞれ速やかに提示し、卸売業者間との交渉に
努める。
【適正な仕切価水準の設定】▽一次売差マイナスが常態となっているような取
引を改善する観点から、割戻し・アローアンスのうち一次仕切価に反映可能な
ものは反映させることが望ましい▽仕切価水準の設定に当たっては取引当事者
による市場環境の変化を踏まえた協議が行われることが望ましい。
【割戻し・アローアンスの整理・縮小と基準の明確化】▽通常、割戻しは売上
高の修正として経理処理されるものであり、また、アローアンスは販促費とし
て経理処理されるものであることから、メーカーにおいては一層の基準の明確
化と適正な運用に努めることが望まれている▽高率なアローアンスは、できる
だけ整理・縮小するとともに、仕切価修正的なアローアンスは割戻しや一次仕
切価に反映することが望ましい▽期末におけるアローアンスの見直し等は、あ
らかじめ仕切価や割戻しへの反映を行うことにより、こうした運用は廃止する
ことが望ましい。