厚労省 慢性腎臓病対策を強化、検討会やシンポジウム開催など
公開日時 2007/09/11 23:00
厚生労働省は、透析患者の増加を背景に慢性腎臓病(CKD)対策を強化する。
来月にも重症化を食い止める方策を検討する「腎疾患対策検討会」の初会合を
開催する予定。また、08年度概算要求にはCKDの普及啓発費を計上、シンポジ
ウムを開催するなどして、透析導入前の患者には生活改善の指導、開業医には
専門医との病診連携の活用方法などを紹介していく。病診連携を活発化するこ
とで、新規透析患者の増加を食い止めたいとしている。CKDは、糖尿病性腎症
や慢性球糸体腎炎などの原疾患に係わらず、尿たんぱくなどの腎疾患の症状が
ある場合を指し、比較的軽症のステージ1から透析に移行するステージ5まで
5段階で区分される。