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ファイザー日本法人 MRが483人減少、2400人体制に

公開日時 2007/09/24 23:00

ファイザー日本法人の岩崎博充社長は9月21日、先月末で終了した人員調整を
踏まえ記者会見し、MR数が2889人から2406人(-16.7%)に483人減少したこと
を明らかにした。売上への影響について「目標の修正はしていない。9~11月
が正念場になるが、新製品の貢献があり、コ・プロモーション製品も好調」と
述べた。

営業体制は循環器・筋骨格系、中枢神経、感染症・呼吸器・泌尿器、眼科、オ
ンコロジー、内分泌―の計6グループに再編。循環器・筋骨格系、中枢神経、
感染症・呼吸器・泌尿器に全MRの85%を割り振った。岩崎社長は、新薬発売時
にはグループの壁をなくし、全MRがプロモーション活動を展開するほか、事業
所・営業所(73ヵ所)とは別に全国30ヵ所に新たにサテライトオフィスを設け
るなど、柔軟性とスピードを重視する考えを強調した。また、医療関係者や患
者からの問い合わせに対応する「新メディカルインフォメーションシステム」
を今年12月以降立ち上げる予定を明らかにした。

日本法人は6月に医薬事業部門(約4000人、うちMR2900人)及びCIT(コーポ
レート・インフォメーション・テクノロジー)部門(約30人)を対象に600人
規模の希望退職者を募集。7月末に693人の応募があったことを発表していた。
693人の内訳は管理職338人・一般社員355人で、退職日は8月31日だった。

一方、08年3月末で閉鎖が決まっている名古屋・中央研究所については、08年
春に新会社が設立される予定。380人の研究員のうち80人程度が新会社に残る
見通し。新会社へのファイザーの関与の度合いなどをめぐって、日米欧の投資
家と調整が進んでいる模様。

長期ビジョンとして岩崎社長は、世界同時開発モデル(現在7つの新薬がこの
分類に入る)へのシフトが進んでいることを明示。また、全売上に占める領域
別の割合について、循環器が減少(07年47%→17年29%)する一方、中枢神経
(10%→23%)やがん(3%→13%)の上昇を予想し、ブロックバスター依存
からビジネスモデルを転換する必要性を指摘した。

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