エーザイ グローバル開発主力品E2007、欧米申請計画1年遅れ
公開日時 2007/10/30 23:00
エーザイは10月30日、グローバル開発主力品のE2007(パーキンソン病など)
について、欧米でのパーキンソン病適応の申請時期を07年度中から08年度第4
四半期に変更すると発表した。3つのフェーズ3(301、302、309)を実施し、
301試験と302試験のデータで申請する予定だった。しかし、解析中の301で主
要評価項目のオフタイム(レボドパの効果が不十分で症状が現れる時間)の短
縮に関してプラセボ投与群との間に差が認められなかった。このため、実施中
の302と309試験のデータで申請することにした。パーキンソン病以外での開発
も行っており、神経因性疼痛は2010年度、てんかんは12年度、片頭痛は14年度
の申請を計画。
11年度売上目標1兆円を掲げた中計への影響について「ないとは言えないが、
アリセプトやパリエットの高成長や開発品の上市、製品導入などでカバーする」
と話している。